2025H-kujira 10 教育委員会「共学化」意見交換会報告


◆◇◆ 2025H-kujira 10 「⚪︎⚪︎の秋」
◆◇◆     2025年 10月19日(日)発行
◆◇◆         文責:埼玉高等学校教職員組合 書記長 嶋田


***  目 次 ******************************************************************

1.「⚪︎⚪︎の秋」研修と修養 国立近代美術館に行ってきました
2.10月16日 教育委員会「共学化」意見交換会報告
3.郵便局、郵便配達、炎天下に自転車で「懲罰的」
4.兼職兼業

1.「⚪︎⚪︎の秋」研修と修養 国立近代美術館に行ってきました

「コレクションを中心とした特集 記録をひらく 記憶をつむぐ」展。7月開催の展示会、10月26日までとあと1週間のご案内で申し訳ありません。
先日の日教組高校シンポジウムでも話題になりましたが、チラシも図録もありません。
ポイントは戦後80年「戦争」がテーマです。気合入ってます。国立近代美術館は以前の「ハニワ展」でもアグレッシブに日本の戦争責任に言及しています。
https://www.momat.go.jp/exhibitions/563

「忙中閑あり」。高校はちょうど中間テストの時期の学校が多いですが、ぜひ「⚪︎⚪︎の秋」ということで、お忙しいと思いますが、私たちに求められている研修と修養にも取り組みましょう。

※なお、その後「目黒寄生虫館」にも行きました。こちらも違う意味で怖かったですが、気合入ってました。混んでました。外国人多数。

2.10月16日 教育委員会「共学化」意見交換会報告

県教委のHPに「議事録」があります。e-kujiraでも報告ありましたがベタ議事録のため読むのは大変です。/中学生との意見交換では県教委が中学生と「対話」し、共学化を説得し、生徒も納得しています。つまり対話があれば理解が広がる、ということです。
https://www.pref.saitama.lg.jp/f2219/kyougakuka/ikenkoukankai.html

大人の部に私も参加しましたが、別学維持派の論理はほとんど破綻していると思われます。すでに報告しましたが「男子校に女子が入学すると成績が落ちる・・・」。問題発言として県教委が議事録削除したものもあります。
私は「別学校のなかでこそ県教委は共学化方針を生徒に啓発すべき」と訴えました。K女子高の校長がラジオに出演して別学の良さをアピールしたりしていますが、県教委は自らの方針である共学化について、別学校のなかで対話を進めるべきなのです。
また「有識者」からの意見聴取でも、共学反対派「学者」のコメントは論理的には厳しいと感じます。

東京新聞 「共学化 避けられず」 埼玉県立高巡り有識者3人 県教委が意見聴取
https://www.tokyo-np.co.jp/article/443146

3.郵便局、郵便配達、炎天下に自転車で「懲罰的」

根拠のない「罰」のような対応が全国で行われていました。埼玉での初任者は自動車通勤「禁止」、昨年の交渉でやらないことを県教委と確認しましたが、いまだに現場には残っています。
千葉では教員の自転車の飲酒運転での懲戒免職が報道されています。埼玉でも生徒を自家用車に乗せ、プライベートで連絡を取り合ったということで、減給3ヶ月の処分が出ました。
県教委もさまざま啓発につとめ、懲戒事案となる「不祥事」防止に努めていますが、処分が適正か、軽い・重いは検討の余地があるようにも思います。

4.兼職兼業

公務員の兼業について、国が積極的に動き始めました。スキルアップの観点もありますが、埼玉の公務員についてはどうでしょう。/職務専念義務があるので、むやみやたらに許可すべきとはいいませんが「土日に無給のボランティア」は本来許可も不要、とやかく言われる筋合いのあるものではありません。勤務時間終了後、あるいは年休取って、土日に推しのライブに行くのを禁止できないのと同様です。
なお、兼職兼業は県教委人事課学事の担当です。

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